ギフテッド・IQ

高IQは本当に幸せなのか?40年近く生きて分かった答え

 結論

高IQだけでは幸せにはなれない
「高IQ × 良い環境 × 理解者」の3つがそろったときに初めて、その能力が武器になる

この記事でわかること

✅ IQが高くても幸せとは限らない理由

✅ ギフテッドが抱えやすい悩み

✅ 私の体験から分かったこと

「IQが高い人って幸せそう。」

そんなイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。

実際、私もIQ134(ウェクスラー式・標準偏差15)だと分かってから、「頭がいいから人生もうまくいったんでしょう?」と言われることがあります。

でも、そのたびに思います。

高IQだから幸せになれるわけではありません。

まおさん
まおさん

IQが高いなら、人生も順調そうなイメージがあるんですが…。

そう思われることは多いです。でも実際は、IQだけでは幸せは決まりません。環境や周りの理解も大きく影響します。

ギフパパ
ギフパパ



約40年生きてきた今、私が出した答えはとてもシンプルです。
「高IQ × 良い環境 × 理解者」がそろったとき、初めてその能力は武器になります。

逆に言えば、環境が合わなければ、高IQは武器にもなりますが、生きづらさの原因にもなります。
今回は、自分の人生を振り返りながら、「高IQは本当に幸せなのか?」について書いてみたいと思います。

この記事を書いた人

ギフパパ
MENSA会員 / WAIS IQ134
2歳の息子の子育てをきっかけに、
ギフテッドやASDについて学び始めました。
「うちの子、もしかしてギフテッドかも?」と悩む親御さんに向けて、親目線で分かりやすく情報を発信しています。

小中学校は、正直あまり楽しくありませんでした

私は小学生のときに父を亡くしています。
その影響もあったと思いますが、小中学校時代は、今振り返っても「楽しかった」と胸を張って言えるものではありませんでした。
友達はいました。

でも、どこか浮いている感覚がありました。
周りと話が少しかみ合わない。
自分だけ違うことを考えているような感覚。
言葉で説明するのは難しいのですが、「なんとなく居場所がない」と感じることが多かったです。

勉強も少し変わっていました。
先生の授業を聞いて理解するよりも、自分で考えた方が頭に入るタイプでした。
中学生になると、自分で小テストを作って解き、間違えたところだけ勉強して、また解く。
そんな勉強法を自然と繰り返していました。

今思えば、この頃から「分析して改善すること」が好きだったんだと思います。

高校に入って、初めて居心地の良さを感じました

高校は進学校へ進学しました。
周りの学力も高く、自分と考え方が近い人も増えました。
小中学校と比べると、本当に過ごしやすかったです。
当時は「高校が楽しい」としか思っていませんでした。
でも今振り返ると、自分が変わったわけではありません。
環境が変わっただけでした。

まおさん
まおさん

つまり、自分が変わったわけじゃなかったんですね。

そうなんです。同じ人でも、環境が変わるだけで能力を発揮しやすくなることがあります。

ギフパパ
ギフパパ



この経験は、今でも私の考え方の土台になっています。

高IQで得をしたと思うこと

もちろん、高IQで良かったと思うこともあります。
一番大きいのは、分析する力です。

以前、YouTubeチャンネルを運営していましたが、登録者は10万人を超えました。
動画を出して終わりではありません。
どんな動画が伸びるのか。
視聴者は何を求めているのか。
改善するとしたら何を変えるべきなのか。
数字を見ながら試行錯誤するのが好きでした。

株も同じです。
私は、成功している人のトレードを集めて、「勝っている人にはどんな共通点があるんだろう?」と考える時間が好きです。
一つひとつを見るのではなく、全体を見てパターンを探す。
これは昔から得意でした。

文章を読むスピードも比較的速い方だと思いますし、新しいことを始めるときも、「結局、一番大きな課題は何か」を見つけるのは早い方だと思います。
でも、それは知識が多いからではありません。
物事を整理して、本質を探すのが好きなだけなんだと思います。

まおさん
まおさん

高IQなら、得をすることの方が多そうですが…。

得意なことがある一方で、周囲とのズレや誤解に苦しむ人も少なくありません。ここからは、私自身の経験を紹介します。

ギフパパ
ギフパパ

高IQだから苦しかったこともありました

もちろん、良いことばかりではありません。
中学生の頃、一度先生に胸ぐらをつかまれるほど怒られたことがあります。
理由は、「態度が悪い」というものでした。
自分では全くそんなつもりはありませんでした。
でも、先生からはそう見えたのでしょう。

社会人になってからも似たような経験があります。
職場で、なんとなく「あいつは問題がある」という空気になってしまい、少しずつ居づらくなりました。
結局、その会社は辞めています。
当時はかなりメンタルにきました。
「自分がおかしいのかな」と何度も考えました。

でも今なら思います。
能力が悪かったのではなく、環境との相性が悪かっただけだったのかもしれません。

人生を変えたのは「理解者」の存在でした

約40年生きてきて、「人生が変わったな」と思える出来事がいくつかあります。
その中でも、一番大きかったのは理解者に出会えたことです。
話すスピードが同じ。
こちらが言葉を選んだり、話をかみ砕いたりする必要がありません。
ブラックジョークを言っても伝わる。
考え方も驚くほど似ています。
「この話、長く説明しないと伝わらないかな」と思っていたことが、一言で伝わる。
この感覚は、今までほとんど味わったことがありませんでした。

私は、高IQの人に必要なのは友達をたくさん作ることではないと思っています。
一人でもいいから、本当の理解者を見つけること。
それだけで、生きやすさは大きく変わります。
そして、その理解者は必ずしも高IQである必要はありません。
周りをよく見られる人。
相手の立場になって考えられる人。
高IQの人と、そうでない人との間に入って、お互いを自然につないでくれる人。
私は、そんな「翻訳者」のような存在がいるだけで、人生はかなり変わると思っています。

IQ100で生まれ変わりたいかと聞かれたら

もし、
「IQ100で生まれ変われます。ただし人生を最初からやり直します。」
と言われたら、私は断ります。

今まで苦しかったことはたくさんありました。
学校もそうですし、会社でもつらい思いをしました。
でも、その経験があったからこそ、今の考え方があります。
だから、今の人生をやり直したいとは思いません。

ただ、一つだけ思うことがあります。

幼少期だけは、IQ100くらいで過ごしてみたかった。
みんなと同じように、何も考えずにワイワイ遊ぶ。
そんな子ども時代だったら、どんな気持ちだったんだろう。
ふと考えることがあります。
以前、「IQが高い人ほど友達が少ない傾向がある」という話を見たことがあります。
もちろん、人それぞれなので全員がそうとは思いません。
でも、自分の人生を振り返ると、「なんとなく分かる気もするな」と感じています。

今は人生がかなり楽しい

今の自分の人生を10点満点で評価するとしたら、9点です。
ようやく余裕が出てきました。
株も、自分なりの方向性が少しずつ見えてきました。
ブログを書くのも楽しいです。
「こうしたらもっと良くなるんじゃないか」と考えながら試行錯誤する時間は、とても充実しています。
残り1点は、肩こりなど体の不調くらいでしょうか(笑)。

昔の自分からすると、今の生活は想像できなかったと思います。

息子には、高IQであってほしいと思っています

まおさん
まおさん

高IQであってほしいと思うのは意外でした。

能力そのものより、「その能力を生かせる環境を用意できる」と考えているからです。だから私は、高IQであること自体を悲観していません。

ギフパパ
ギフパパ

これは少し意外に思われるかもしれません。
私は、息子にも高IQであってほしいと思っています。
理由は、高IQだから幸せになれると思っているからではありません。
環境を整えてあげられる自信があるからです。

私は遠回りをしました。
学校選び。
人間関係。
仕事。
たくさん失敗してきました。
だからこそ、「どういう環境なら力を発揮しやすいのか」を少しずつ学んできました。

もし息子が高IQだったとしても、昔の私のような思いはできるだけさせたくありません。
能力を変えることはできません。
でも、環境は親がある程度整えてあげることができます。
それが親として一番大切な役割なんじゃないかと、私は思っています。

まとめ

約40年生きてきて、私が出した答えです。
高IQだから幸せ。
高IQだから不幸。
どちらでもありません。

結局、一番大きいのは環境です。
自分を理解してくれる人がいるか。
自分らしく考えられる場所があるか。
力を発揮できる環境に身を置けているか。
この違いが、人生を大きく左右すると思っています。
だから私は、高IQの人ほど「自分を変えよう」と頑張りすぎる前に、環境を見直してほしいと思います。

学校を変える。
職場を変える。
付き合う人を変える。
考え方を少し変える。
そういう選択の方が、自分を無理やり変えるよりも、ずっと効果があることがあります。

私自身、人生が楽しくなった理由は、自分が劇的に変わったからではありません。
自分に合う環境を、少しずつ選べるようになったからです。
これからも、その考え方は変わらないと思います。
「能力を伸ばすことも大切。でも、それ以上に環境を選ぶ力の方が人生を変える。」

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MENSA会員・WAIS(ウェクスラー式知能検査)IQ134。 2歳の息子の子育てをきっかけに、ギフテッドやASDについて学び始めました。 国内外の教育制度や研究を参考にしながら、親目線で分かりやすく情報を発信しています。

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